台風や地震の直後は住宅修理に関するトラブルが増加致します。
良くある手口と致しまては、飛び込みで訪ねてきて『屋根材が剥がれている』や『外壁と雨どいが破損している』と指摘した後、『修理費用は全額保険でおりますから、自己負担なしで修理できます。保険会社への申請も此方で手配しますから、加入している保険の証券を貸していただけませんか。』と声をかけてきます。
当社が実際に受けた報告のなかでは、飛び込みで訪ねてきた調査会社と名乗る方々が『私たちは保険会社から依頼を受けて、この辺りをまわっています。』と虚偽の発言をしていたものもありました。
保険会社がご契約者の皆さまへ”事故や災害による被害の補償”として保険金をお支払いするためには、必ずルールが存在します。
なぜなら保険という制度上、保険事故が起こった際に支払う保険金は皆さまからお預かりした保険料から捻出されることになっているため、例え如何なる場合でも『○○さんだけ特別に…』という訳にはいかず、公平性を保つ必要があるからです。
例えば台風で屋根が破損した際に『台風で壊れたところのついでに、傷んでいる（経年劣化）箇所の補修も保険会社に請求してしまえ』ということはルール違反となり、その場合は保険金として支払いを受けることができるのは、あくまでも今回の台風での損害に対する補償のみで、それ以外の箇所で保険金として補償がなされることはありません。
一部では特に悪質と判断された事業者が逮捕される事案も出ております。
甘い言葉にはどうかご注意くださいますよう、宜しくお願い申し上げます。