がん保険がひらがな、もしくはカタカナで明記される理由は保険会社の都合ではなく、医的に【がん】と【癌】が別の枠組みとされていることに起源します。
そもそも【がん】が悪性腫瘍全体を意味することに対して、【癌】は上皮細胞から発生する悪性腫瘍のことを意味します。
上皮細胞から発生する悪性腫瘍=【癌】とは、読んで字のごとく身体の表面にできる【がん】を意味しますが、それだけではなく、肺がんや胃がん、乳がん等、気管や消化管・乳管を介して体外(外界)と繋がっている臓器も含まれます。
国内に現存する保険会社では、大多数がこれら上皮細胞から発生した悪性腫瘍のほか、白血病や悪性リンパ腫等の血液がん、加えて骨肉腫や横紋筋肉腫、GIST等の非上皮細胞から発生する悪性腫瘍まで保障の対象とすると定めていることから【癌】だけに絞った名前ではなく、広義である【がん】を名前として使用しているという現状です。
仮に【癌保険】と銘打ったならば、上皮細胞から発生したがんのみを保障の対象とした保険であると誤解を受けてしまう可能性があることや、【癌】という感じは一般的には普及しているとは言えないため、読みにくい保険商品となってしまう可能性があります。
そのため現時点だけではなく、将来的にも【がん保険】が【癌保険】と名称を変える可能性はとても低いのではないかと考えられます。
がん保険とは人体に発生した【がん】に対する保障に特化した保険商品のことです。
保険会社や各保険商品によって保険金が支払われる条件・金額は異なりますが、近年では日本人の2人に1人ががんに罹患するというデータのもと、お客さまのご不安に寄り添うご提案をさせていただきます。
ぜひ当社スタッフまでお問い合わせください。