自動車保険には大きく分けて自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)と呼ばれる強制保険と任意保険が存在しており、弊社ではそのいずれの取り扱いも行っております。
また、自家用車両、キャンピングカーから事業用車両(営業用)、二輪車、原動機付き自転車(他契約があれば状況に応じてファミリーバイク特約をお勧めすることがあります)、構内専用車、その他特殊車両まで幅広く対応が可能です。【引き受け保険会社 損害保険ジャパン株式会社】
型式不明の並行輸入車やリース車両を対象とした自動車保険、使用者と所有者が異なる車両、名義変更前の車両であっても自動車保険のご提案が可能なため、御用命の際には是非弊社スタッフへお申し付けください。
☛Q&A
Q.自賠責保険と強制保険の違いは?
Q.強制保険に入ったのになぜ任意保険を掛けなければならないのか?
公道を走行する車両には必ず付保しなければならない”自動車損害賠償責任保険(以下自賠責保険と呼びます)”は別名として強制保険と呼ばれているだけで、中身は全く同じものです。
では、なぜ”強制保険”という物騒な通り名がついたのでしょうか?
公道を走る自動車(原動機付き自転車等を含めます)は”自動車損害賠償保障法”に基づき必ず自賠責保険に加入しなければならないと義務化されており、車両の所有者や使用者が加入する・しないを決めることができないということからその名で呼ばれるようになりました。
そして、その法律を皆が必ず守るように”自賠責保険の付帯が無い自動車は車検を受けることができない”というルールを作ったり、自賠責保険が未付保の車両で公道を走行した場合、例え事故が無かったとしても”無保険が発覚した時点”で下記のような厳しい罰則を与えるようになりました。
仮に自賠責保険を付保していない車両で公道を走行した場合(公道に出ることのない構内専用車両につきましては強制とはなりません)、交通事故を起こしていなくても運転者は罰金刑または1年以下の懲役 + 違反点数6点(免許停止処分)の処罰を受けることになります。
50万円以下の罰金
または
1年以下の懲役
+
違反点数6点
(免許停止処分)
また、自賠責保険は自動車事故における”被害者の身体救済のみが目的”であり、補償の範囲としては対人事故の賠償損害のみ対応ができます。
【自賠責保険の補償限度額】
死亡による損害 3,000万円
後遺障害による損害 4,000万円
傷害による損害 120万円
つまり、対物の補償については自賠責保険からの補償を受けることができないこと、対人事故については限度額を超過する部分の損害を補償する手立てが無いことになります。
例えば自動車を運転しているとき、よそ見をして信号待ち停車中の自動車へ追突してしまったら…
【搭乗者が怪我で済んだ場合】
☛治療費・医療機関までの交通費・慰謝料・休業損害等の補償が必要になります。自賠責保険の補償限度額120万円では足りなくなるケースが多々あります。
更に追突してしまった自動車の修理費や積載物への補償、必要に応じて修理中の代車費用を補償しなくてはなりません。こちらは全額自己負担となります。
上記のご案内とおり、自賠責保険では全てを賄うことができず、自分で大金を用意しなくてはなりません。しかし、そんな大金をパッと出すことはできないのが常であり当然です。
そこで、予め賠償責任を負ったときの費用を用意しておく手段として、”自動車の任意保険=自動車保険”を提案しております。
任意保険は対人賠償責任保険・対物賠償責任保険・人身傷害保険・車両保険の4つから成り立ち、それぞれの補償金額を設定したり必要に応じて組合わせを行い、特約(本契約に追加できるオプション)を付帯して自分だけの自動車保険を作っていきます。
任意保険=自動車保険に加入することによって得られるメリット
任意保険に加入することによって受けられる最大のメリットは大抵の場合で”事故時の示談交渉サービスが付いてくること(加害事故のみ)”と”被害者への補償を自分の代わりに行ってくれること”にあります。
デメリットは保険期間内に事故が無かったとしても、保険料として費用がかかることです。
☛示談交渉とは…”トラブルの解決”を目的とした話し合いのことを指します。
自賠責保険には示談交渉サービスが付くことが無いため、交通事故が発生したときアドバイスを受けることもできず、相手方への補償は自分で被害者へ説明し承諾を得なければなりません。
損害賠償を行う時、実際に与えてしまった損害(対人・対物)に関してその金額は示談交渉もしくは民事訴訟で決定されます。
示談交渉で決定する場合は、双方が合意できた金額で決着しますが、双方が納得できる話し合いができず話し合いが決裂した場合は民事訴訟を経て損害賠償の金額が決定されます。
損害賠償金の内容は先のご案内のとおり、被害者の治療費や医療機関への交通費、休業損害金、精神的苦痛に対する慰謝料などが含まれます。
保険会社が提示してきた金額と自分が提示した金額、被害者はどちらに信ぴょう性を持つでしょうか。
これだけ情報化が進んだ日本で、一個人が”被害者に納得していただける話しをすること”はとても難しく、調べたり説得に使う時間は計り知れません。
事故を起こさないことは大切なことですが、では事故を起こしてしまったときにはどうすれば良いのか…?
人生でそう何度も体験することではありませんので、万が一のときに上手に動くことが出来なくて当たり前です。
そんな時のために”専門家を顧問にする”という感覚で、私たち”専業の保険代理店”を保険契約の窓口としてご利用いただけると幸いです。