自動車に纏わる盗難被害のうち、①車両ごと丸々盗難の被害に遭った。②車両は手元にあるが、窓ガラスやドアが破壊されて車載財物盗難の被害に遭った。と大きく分けて2つのものが大多数を占めております。
まず、①の車両ごと丸々盗難の被害に遭った場合につきましては、車両積載財物(ボルトやナット、ねじ等で車体に固定・設置されていないもの=動産)の補償をお求めいただく際、車両保険に加えて【車両積載動産特約】を付帯する必要があります。
車体に固定・設置されているカーナビやエアロパーツ、タイヤやホイールなどは【車両積載動産特約】を付帯せずとも、盗難被害時には補償を受けることができます。
現代日本では車上荒らしの増加、治安の乱れから高価な品物を車両内に放置したまま離れることが少なくなったため、あまり付帯率が高い特約ではないと言えますが、車両積載物の補償としては一役果たせる可能性があります。
次に②の車両は手元にあるが、窓ガラスやドアが破壊されて車載財物(動産)のみ盗難の被害に遭った場合ですが、この場合、残念ながら車両保険の補償として扱えるのは破損した車両の修理費用のみです。
盗難の被害に遭った財物(動産)は補償の対象になることがなく、仮に先述の【車両積載動産特約】を付帯していても補償の対象外です。
【ドアに鍵をかけていた or ドアに鍵をかけていなかった】、【窓を閉め切っていた or 窓が開いていた】いずれも補償に影響を及ぼすことはありません。
車両積載財物(動産)単体の補償をお求めの方は当社担当者までお申し付けください。
お打ち合わせのうえ、事前に明細を作成することで他の保険商品にてご案内ができることがあります。